1.記事構成の作り方
1-1. 記事の構成を知る
記事を構成する要素
・タイトル
・リード文
・見出し
・まとめ
基本的にはこの4つで構成されています。
タイトル
記事の題名のこと。その記事に何が書いてあるのかを示すもの。
検索結果で最も目立つもので、タイトルが良くないとクリックされないので、記事の中では最も重要。
タイトルの最適な文字数は28文字。
(スマホとPCでは表示される文字数が異なる)
SEO的に、タイトルに必ずキーワードを入れましょう。
リード文
記事の冒頭文。本文の中でも読者が最初に読む文章。
本でいう「はじめに」のようなもの
ここで読者を引き付けられないと、違う記事へ行ってしまう(離脱)ため、本文で最も重要。
基本的には「記事の内容」「この記事を読むメリット」を伝える。
見出し
章の内容を一文で示したもの。
見出しの種類と大きさは、大見出し(h2)>中見出し(h3)>小見出し(h4) となる。
見出しの構造を間違えないこと。
h2 が無ければh3は使えず、h3が無ければh4は使えないのがルール。
まとめ
本文のまとめ。読者が記事の中で最後に読むところ。
記事の内容を簡潔にまとめつつ、読者が次に起こすべきアクションを書きましょう。
1-2. 記事の内容のリサーチをする
リサーチ方法を元に、どんな情報が必要かを調べます。
例)「クレジットカード おすすめ」の記事は、次のような情報が必要。
・おすすめクレジットカードをランキング形式で紹介する
・その中でも還元率が高いカード、年会費が安いカード、保証内容が充実しているカードなども紹介する
・初めてクレジットカードを作る人向けに、選び方やクレジットカードのメリット・仕組みを説明する
また、紹介する時「なぜおすすめなのか」の情報が無いと読者が納得できないため、悩みを解決できるコンテンツと言えません。
1-3. ペルソナを設定する
ペルソナとは
想定される読者のこと。
設定したペルソナに向けてコンテンツを作ることで、より訴求力の高い記事になります。
効果的なペルソナ設定の事例「キットカット」
キットカットをもじって「きっと勝つ」として受験生に向けてアピールする施策を打ったところ、受験生にバカ売れする商品になった。
Webライティング時のペルソナ設定方法
① Q&Aサービスでリサーチした検索意図から、読者像をイメージする
② 読者の属性(年齢・性別・職業・収入などなるべく細かく)と、趣味嗜好・価値観 などをイメージする
③ そのペルソナが、どんな感情で検索するのかを想像する
「クレジットカード おすすめ」のペルソナの例
① 初めてクレジットカードを作る人
② 属性:23歳 新社会人 男性 年収300万円 一人暮らし。
趣味嗜好・Amazonプライムで映画鑑賞、インテリア購入
価値観・お得情報に目が無い、新社会人になり、固定収入も増えたので欲しかったものが買える
③ クレジットカードを作るとポイントがたまるって聞いたけど、自分に合うのはあるかな?
使いすぎると危険とも聞いたけど、大丈夫なのかな?
1-4. 見出しの順番を決める
書く内容が決まったら、どの順番で書くのか決めましょう。
順番を決める基準
① 顕在ニーズに対する答えは先に書く
② 検索ボリューム順に書く
顕在ニーズの例
「クレジットカード おすすめ」→ おすすめのクレジットカード
「格安スマホとは」→ 格安スマホとは何なのか
「Wifi つながらない」→Wifiがつながらない時の原因や対処法
これらは必ず、最初のh2で解説する。
検索ボリュームとは
対象のキーワードで月に検索される回数のこと。
ボリュームが多いものほど多くの人から調べられており、要素が高い。
「クレジットカード おすすめ」のサジェストキーワードの検索ボリューム:
・クレジットカード おすすめ 学生 2,400
・クレジットカード おすすめ 女性 4,400
・クレジットカード おすすめ ゴールド 1,000
つまり、まずは顕在ニーズである「おすすめのクレジットカード」のh2を作り、その下に「女性」「学生」「ゴールド」の順にh3を作ります。
1-5. 記事を通して伝えたい事を決める
ペルソナ設定で検索する時の感情をイメージしたが、記事を読み終えた後の状態でイメージする。
「クレジットカード おすすめ」の場合、
・自分に合うクレジットカードが分かり、申し込みました
・クレジットカードを作ることで、どんなメリットがあるか理解できた
・とりあえず迷った時には作るべきクレカが分かった
これらの状態になれるコンテンツを作れば、読者のニーズを満たせる可能性が高いでしょう。